一般社団法人 日本甲冑武具研究保存会

The Association for the Research and Preservation of Japanese Helmets and Armor

令和元年7月本部月例研究会のご報告 「親と子のギャラリー“日本のよろい!”見学」

7月21日(日)の本部月例研究会は、東京国立博物館において現在開催されている“日本のよろい”を見学してきました。解説は佐藤寛介氏(当会評議員)が担当しました。佐藤氏は東京国立博物館の研究員で、今回の親と子のギャラリー“日本のよろい”の展示企画を中心となり準備をされました。

はじめに佐藤氏より展示内容の概要や見どころについて丁寧に御説明いただきました。会場には小澤正実氏(選定保存技術保持者)が制作した鎧のパーツとして、兜鉢の金物・胴部分の小札・杏葉・袖・草摺が整然と並び、実物としては金小札紅糸中白威腹巻(重要美術品 安土桃山時代)と仁王胴具足(安土桃山時代)が展示されていました。制作されたパーツが鎧のどの部所に使用されているか、分かりやすく図示されたパンフレットが用意されているため、子供や鎧に関して素人の大人にも大変理解しやすい展示となっていました。

今回の展示内容のユニークな点は、通常の展示会では実物が8割で新作物が2割ですが、今回は新作物が8割で実物が2割の展示だったことでした。この様な企画の展示会は今回が初めてではないかと思います。

解説いただいた佐藤評議員には見学中、見学終了後に出された色々な質問に丁寧にお答えいただきました。今回の例会は、約25名の参加者で久々の博物館での見学会を楽しみました。