4月本部月例研究会報告.
大震災後、3月の例会が中止になり、
4月例会が初めてとなった。
課題として当世具足を装着して馬に乗った場合に
何が起こるのかを検証した。
震災でご自身厳しい被害を受けながらも、
「相馬野馬追い」に深く関わり、装蹄士でもある
菅野茂雄氏が快く講師を受けてくださった。
木馬は、本会のかつての本部でもあった新宿区早稲田、
水稲荷神社のご厚意で流鏑馬の練習に使う木馬を借りて
本物の江戸時代具足を着用して、これも実物日本古式馬具を着けて順次、
講師から説明を受けた。
詳しくは会誌報告をご覧頂きたいが、
武士が戦闘に加わるとき、馬の存在は中世初頭の戦闘そのものに使うことも含め、
何より馬が甲冑武者を早く移動させる最上の手段であった。
どちらから乗るかに始まり、乗ってからは、気を遣うのは、
草摺のさばきで慣れれば自然と鞍から外すことが出来るが、
それでも正中の板はかなり傷むとの話や
手綱は上に引くと馬は、上を向いて操縦が利かないなど興味津々で、
参加者からの質問は重なり予定を30分過ぎての終了となった。