一般社団法人 日本甲冑武具研究保存会

The Association for the Research and Preservation of Japanese Helmets and Armor

日本会員・海外会員間東京懇親会のご報告.

二〇二三年十一月十日金曜、東京都に於いて当会海外支部会員18名及び国内会員十三名、計三十一名による懇親会が行われました。午前十時二十分頃に上野の東京国立博物館前で参加者全員が集合。記念撮影を行った後、同館学芸員、及び当会理事の佐藤寛介様より、本館内を解説・案内頂きながら蔵品を鑑賞しました。十一時三十分には東京国立博物館を出発、昼食を摂るため徒歩で上野公園内にある上野精養軒本店へ移動。会食中は国内外の会員同士による歓談が弾み、菅野茂雄常務理事からは守り本尊や御朱印帳といった日本文化をご紹介頂きました。

食事を終えた後、一行は千代田区の靖國神社遊就館へバスで移動。車内では車窓から見える名所に関する歴史をクリス・グレン様が英語・日本語で解説して頂けました。

同館職員の小松邦好様に迎えられ、冒頭館内映像ホールにて神社や同館蔵品について小松様より解説頂きました。その後、展示室で遊就館内の甲冑を鑑賞。北町奉行を務めた「遠山の金さん」でおなじみの遠山景元が所用したと伝わる具足等、二十数点の甲冑を拝見させて頂きました。

その後バスで泉岳寺へ移動。境内の赤穂義士記念館で忠臣蔵に関する品々を拝見してから、四十七士及び浅野内匠頭の墓前に線香を供えました。記念撮影を終え、午後四時過ぎに現地で解散。海外支部会員は品川区高輪のホテルへバスで戻り、国内会員は各自帰路に着きました。海外支部会員は十一日以降も静岡、愛知、滋賀、京都、奈良、そして大山祇神社と日本各地を見学します。

中には二〇一九年のアメリカツアー以来の再会となる会員も多く、国内外の会員がお互いに親交を温めることができました。

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