高槻市立しろあと歴史館における特別記念講演会のご報告.
高槻市立しろあと歴史館で開催された特別展「戦国・桃山甲冑と大名具足」~甲冑名品展~において当会副会長であり文化庁選定保存技術保持者でいらっしゃる西岡文夫先生が「甲冑師が語る名品甲冑の詳細」と題して2024年11月3日に特別記念講演を行いました。
西岡先生がこれまで、修理、復元、調査を試みた鎧を中心に、一般の来場者にも分かりやすく、また専門的な内容も踏まえてお話を頂きました。
国宝の武蔵御嶽神社の「赤糸威鎧」から久能山東照宮の「伊予札黒糸威胴丸具足(歯朶具足)」まで貴重な映像を使用して、先生のならではの見解を踏まえた深い内容となりました。
締め括りには、甲冑の素晴らしさを理解し愛好して欲しいこと、日本甲冑武具研究保存会の会員募集の宣伝もしていただきました。講演会終了後も先生へ質問する来場者の列が続き、好評のうちにお開きとなりました。
今回、しろあと歴史館の千田康治館長、近畿支部の浅見龍彦支部長はじめ近畿支部の皆様には大変お世話になりました。ありがとうございました。