9月本部月例研究会報告.
今月、9月例会は、展示スペースを確保するため
事務所近くの「榎町地域センター」の1室に急遽、変えて開かれました。
事前の通知に変更があったことを例会担当としてお詫びします。
それでも参加者は22名で、
集まった「面頬」は50面以上で、盛会となりました。
あまり研究の進んでいない小具足の中でも
多くの数が残っている「面頬」について研究討論会を開くことにしました。
この「面頬」という名称も本来、「総面」と同義で、
総体を指すには、俗称ながら「面具」と言うと研究書にあります。
しかし、なかなかニュアンスが伝わらなく、例会通知には、この名称を使いました。
顔面のための防具として装飾性もあり、いろいろな形を見ます。
形態については今まで詳しく分類はされていても
時代的にはどうなのかを述べたものは少なく、そこで今回考えてみました。
まだ第一回ですので、時代判定までには遠く、出されたいろいろな意見の検証は、
これからの事として進めていきます。
今回少ないながら成果として、頬にある緒便の折釘やフックで取り外しのできる「鼻」は
古い面具には無い等、数種の判断基準が認識されました。
皆さんもお気付きの点があれば、ぜひ会にお寄せください。