一般社団法人 日本甲冑武具研究保存会

The Association for the Research and Preservation of Japanese Helmets and Armor

11月本部月例研究会報告.

11月の月例研究会は、
今月25日まで横浜市歴史博物館にて開催されている
「畠山重忠」―横浜・二俣川に散った武蔵武士―展の見学会でした。
例会当日は、あいにくの風雨でしたが
22名の参加が有り、熱心に見学しました。

テーマの畠山重忠は、武士の鑑と言われた坂東武者で
その誠実さと北条義時に理不尽な理由で
百倍以上の軍勢に命を絶たれる悲劇は
書物ばかりでなく芸能としても数多く今に伝わっています。
その実像と彼が生きた時代の
鎧、武装に重点を置いた展覧会でした。

展示品目は、赤糸威鎧残闕(馬場都々古別神社蔵)を始めとする
重要文化財六点、埋蔵品鎧、
復元「赤糸威鎧」(西岡甲冑師作)と多彩で、
治承・寿永の世へといざないます。

平野副館長の楽しい解説を中心にして
館や今回展示に関係の深い豊田理事が「甲冑」、
著名な歴史金物製作師の上野氏が「刀装」をと専門の方々によって、
一同多くを学習する事が出来ました。

掲載写真は、指定品が多いので
展示を入れないで撮影しました。
素晴らしい展示品をご覧になりたい方は、
25日まで日にちが有りませんので急いでお出かけください。
横浜市歴史博物館へは、横浜市営地下鉄「センター北」駅から徒歩5分ほどです。

テキストのコピーはできません。