4月度本部月例研究会のご報告.
江戸東京博物館を皮切りに、京都文化博物館、福岡市博物館と3施設を巡回する「徳川家康没後四00年記念特別展 大関ヶ原展」が5月17日まで開催されていますので、4月の研究例会はこの展覧会の鑑賞を行いました。土・日曜日は大変な混雑とのことでしたが、25日(土)は午後4時半の集合としたため入場制限もなくゆっくり展示物を鑑賞できました。
初めて参加した人を含め当日は28人の参加がありました。館内での全体説明ができないため、入場前に当会の竹村専務理事から若干の説明を受けた後、各自の自由鑑賞としました。
入館してすぐに関ヶ原町歴史民俗資料館蔵に加えて、大阪歴史博物館蔵の江戸初期に描かれた『関ヶ原合戦図屏風』が展示されていて圧巻でした。刀剣類では石田三成所用で棟に切込痕が残る無名正宗、大谷吉継所用の短刀(銘 吉光)等を間近に見ることができました。
甲冑類は島左近所用の五十二間筋兜、徳川家康から黒田長政が拝領した黒漆塗南蛮鉢歯朶前立兜、徳川家康所用の伊予札黒糸威胴丸具足、井伊直政所用の朱漆塗紺糸威桶側二枚胴具足、本多忠勝所用の黒糸威胴丸具足、真田昌幸所用の黒漆塗韋包仏二枚胴具足等の名品が展示されておりました。徳川家康が使用した金扇馬標等も展示されており充実した見学会となりました。