9月本部月例研究会報告.
九月の本部例会課題は、「立て台を使った甲冑展示法」でした。
この、立て台を使って甲冑を人が着装しているように飾り付ける方法は
近世になって他人に甲冑を展覧する目的から発生したもので、
歴史も浅く「甲冑研究」と言うのは難しいです。
しかし、この頃は実際に甲冑に触れることが少ない会員も増え、
甲冑をどのように取り扱うのか、また、自身ばかりでなく
第三者から見ても適切な着装状態を観賞できる展示法を学ぶことは、
会員の素養として決して無駄ではないと考えられます。
実習に先立って、放送大学講座の「博物館資料取扱」としてTV放送された、
東京国立博物館の池田宏先生の甲冑展示方法の講義をDVD録画により鑑賞しました。