7月本部月例研究会報告.
7月の月例研究会は、『鉄の芸術としての変わり兜を楽しむ』と題して
大変暑かった7月15日、30名を越す多くの方にお集まりいただきました。
変わり兜のなかでも、紙や練革等を用いた張掛鉢ではなく、
鉄(主に鉄錆地)で作られた30頭余の変わり兜を前に
講師の当会松本常務理事が解説しました。
武具という観点からは、
これらの兜は研究課題として実用性はどうかと考える人は
少なく有りませんでした。
しかし素直に見ればその手法、
芸術性は工芸品としてすばらしく
却って外国の方にコレクターされてきました。
これからは、甲冑ばかりでなく
日本文化を多方面から見て行かなければならないとの
指摘であったように思えます。
講師を始め多くの方々のご協力で実現した
目にする事の少ない「鉄造りの変り兜」展示解説という内容に
出席者の熱心な眼差しと質問のうちに
2時間がとても短く感じられた研究会でした。
来月八月は例会は夏季お休みです。