7月本部月例研究会報告.
7月の研究会は今年一番の暑さとなった7日に
多くの方にお集まりいただきました。
当会常務理事で武具全般に造形深い竹村雅夫氏が調査した
岡山県福岡の平井家所蔵甲冑揃いの画像ををスクリーンに映しての解説に
出席者は真剣に聞き入りました。
まさに防具としての合理性と時代の美しさを感じさせる
中近世狭間の甲冑から得る識見は多く、
江戸時代の甲冑(具足)と違い着用者そのものが感じられて
一作であるかどうかという考えも必要ないように思えました。
講師は、入手した古具足が一作でないからと別個にしてしまい
歴史遺物の散逸につながることがないように
心がける必要性を強調しました。
二点のご所蔵突パイ兜も大変貴重で、
現物との対比は、多くの理解に役立ちました。
尚、八月研究例会は夏休みを頂きます。